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2026/04/28

【注意喚起】フィッシング詐欺が進化中!「PayPayで払って」は詐欺のサイン

クレカ番号を盗む手口から「直接送金させる」手口へ

フィッシング詐欺といえば、偽サイトにクレジットカード番号を入力させて情報を盗み取る手口が長年の主流でした。しかし今月、フィッシング対策協議会(国内の公的機関)が相次いで新しい手口について緊急情報を発表しています。
新しい手口のポイントは「情報を盗む」のではなく「そのまま送金させる」こと。

PayPayの送金機能を悪用し、詐欺師の口座に直接お金を振り込ませるものです。クレカ情報の窃取とは異なり、送金してしまうと取り戻せない可能性が高く、被害がより深刻になります。

なぜ今、PayPayが狙われるのか?

クレカ詐欺が封じられてきた

カード会社のAIによる不正検知の精度が年々向上し、盗んだカード番号を使っても利用を止められるケースが増えています。また、オンライン決済での本人認証(3Dセキュア)の導入が義務化され、情報を盗んでも実際に使えないリスクが詐欺師にとって高まりました。

PayPay送金は「取り消し」が難しい

クレカの不正利用はカード会社が間に入って返金対応できますが、PayPayの個人間送金機能は銀行振込に近い扱いです。一度送ると原則として取り戻すことができず、詐欺師にとって「確実に現金化できる」手口になっています。

正規のURLが悪用できてしまう

PayPayの個人間送金機能の送金リンクは誰でも発行できる仕様になっています。正規ドメインのURLであるため、セキュリティソフトやフィッシング検知の目をすり抜けやすく、受け取った側も「URLが本物だから安心」と信じてしまいやすいのです。

PayPayの普及率の高さ

国内QRコード決済シェアでPayPayは圧倒的な首位であり、幅広い年齢層が利用しています。特に「PayPayの請求書払い」という公共料金支払い機能に不慣れな方にとっては、自治体や保険会社からの正規請求と見分けることが難しい状況です。

つまり「クレカ詐欺が通りにくくなった→より確実に現金化できるPayPay送金へシフト」という流れで、この手口が急増しています。今後は他のQR決済サービスや銀行振込を使った類似の手口が出てくることも予想されます。

2026年4月に確認された3つのケース

① 国民健康保険料の未納を装うメール(4月13日発表)

「国民健康保険料差額(未納分)のお知らせ(催告)」という件名で、国民健康保険料の支払い依頼をよそおい、PayPayアプリでの支払いへ誘導するフィッシングの報告がありました。

確認されたメールの文章では、以下のように未納額の支払を要求しています。

貴殿の令和6年度および令和7年度に係る国民健康保険料につきまして、未納差額が確認されており、現在まで納付が確認できておりません。

上記期限までに、下記リンクよりお支払い手続きをお願いいたします。

メール内の「納付手続き(PayPay)はこちら」をタップすると、PayPayアプリが起動し、操作するとそのまま送金されてしまうという手口です。

② 保険会社からの請求を装うメール(4月16日発表)

「【重要】2026年4月 保険料ご請求予定金額のお知らせ」などの件名で届き、同様にPayPayでの支払いへ誘導します。

③ クレジットカード・通信料金の請求を装うメール(4月2日 緊急情報)

「2026年3月分サービス停止のお知らせ(料金未払い) XXX」「【最終確認】ご請求金額のお支払いが未完了です。PayPayにてお手続きをお願いします。」などの件名で、クレカの月額請求や携帯電話の通信料金を装ったメールからPayPayへ誘導するケースが確認されています。

見破るための3つのポイント

「メールのリンクからPayPayで支払い」は公的機関の正規手順ではない

国民健康保険料や税金の支払いは、郵送の納付書・コンビニ・窓口・自治体アプリが正規の方法です。メールのリンクからPayPayに飛ばされることはありません。

送信元アドレスを確認する

正規の自治体・保険会社のドメインと異なる怪しいアドレスから送られていることがほとんどです。メールアドレスの「@」以降をよく確認し、正規の自治体・保険会社のドメインになっているかをチェックしましょう。例えば、「gmail.com」などのフリーアドレスは、分かりやすく詐欺である可能性が高いです。

急かしてくるメールは疑う

「〇〇日までに払わないと措置を取る」などの文言で焦らせるのは詐欺の典型的な手口です。まず落ち着いて、公式サイトや窓口に直接問い合わせましょう。

もし誘導先を開いてしまったら

  • 送金を完了していない場合:すぐにアプリを閉じて、何も操作しないこと。
  • 送金してしまった場合:すぐにPayPayサポート(0120-990-634)へ連絡し、最寄りの警察署にも相談してください。

セキュリティ対策ソフトのススメ

今回紹介したPayPay送金機能を使った詐欺以外にも、フィッシング詐欺をはじめとしたさまざまな詐欺手法が日々確認されています。その対策の1つとして、セキュリティ対策ソフトの活用は大変有効です。
家族やパートナーなど身近にいる大切な人が騙されないようにするために利用するケースも増えてきています。

セキュリティ対策ソフトの中には、フィッシングサイトなどの詐欺サイトへのアクセスを警告してくれる機能や、金融取引・オンラインショッピング等のWeb上で金銭のやり取りが必要な場合において、保護されたブラウザをで開くといった個別機能を搭載しているものもあります。
ただし、100%の検知は難しいため、他の対策と組み合わせることが重要です。

詐欺サイトへの対策が可能なセキュリティ対策ソフトの例

この記事では、弊社のインターネットプロバイダ「Tigers-net.com」で提供している無料オプションのセキュリティ対策サービスの中から、ネット詐欺に対応した機能を搭載するセキュリティ対策ソフトを2本紹介します。

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みやブルは、一般的なセキュリティソフトでは検知が困難な、ネット詐欺による金銭被害、個人情報盗難被害の対策に特化したネット詐欺専用セキュリティソフトです。近年流行しているフィッシング詐欺をはじめ、ネットショッピング詐欺やワンクリック詐欺、偽セキュリティ広告などあらゆる詐欺サイトを検知し、アクセスを未然にブロックできるようお知らせを画面に表示します。

みやブルは、国内でアプリを作っており、日本語の詐欺サイトの検知率が高いことが特徴となっています。AI機能、公的機関から日々提供される情報、ふるまい検知等の独自のトリプルエンジンを搭載していることで、未知の詐欺サイトも検知することが可能です。

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カスペルスキーは、そのセキュリティ性能の高さから、世界的評価機関による性能比較テストで数多くの優秀な成績を残しており、12年連続で年間賞を受賞しています。
世界各国で利用者の多い、安心してお使いいただけるサービスです。

基本的なウイルス対策・マルウェア対策・ハッキング対策などの機能に加え、銀行や決済システム、オンラインストアなどオンラインで行われる金融取引について、保護されたブラウザを立ち上げることで情報盗難を防ぐ「ネット決済保護」機能を搭載しています。

カスペルスキーのサービス詳細説明はこちら


引用:

国民健康保険料の支払い依頼をよそおうフィッシング (2026/04/13)(フィッシング詐欺対策協議会)

保険会社からの支払い依頼をよそおうフィッシング (2026/04/16)(フィッシング詐欺対策協議会)

PayPayアプリでの支払いへ誘導するフィッシング (2026/04/02)(フィッシング詐欺対策協議会)

詐欺等の疑いがある送る・受け取るを利用した取引を報告したい(PayPay)

タイガースネット光

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