2026/03/23
急増中!「社長を名乗る詐欺」メールに要注意!
IPA(情報処理推進機構)の相談窓口だけでも、2025年12月16日~2026年3月10日までに106件の相談が寄せられました。
どんな手口?(2025年末からの新トレンド)
会社の公式メールアドレス(社用アドレス)に届く
差出人は「○○社長」
実際のメールアドレスは outlook.com や gmail.com などのフリーメール(要注意!)
本文例
「業務対応のため、LINEグループを作成してください。至急対応をお願いします。作成後、招待用QRコードをこのメールに返信してください。」
「新しいプロジェクトの件で至急連絡が必要です。Teamsの新規グループを作成してください。グループには経理担当も入れてください。」
グループに招待してしまったら...
社長になりすましたアカウントから、「○○○万円の支払い案件が発生した。急いでこの口座に振り込んでほしい」というように、送金の指示の連絡がきます。
最近の実際の被害事例
事例①:千葉県船橋市の会社(5000万円被害)
新プロジェクトへの対応でLINEグループの作成を指示され、5000万円の支払い案件が発生したとのことで相手の口座に支払うよう指示があり8日に指定口座へ送金してしまった。
千葉県警船橋東署が2026年2月に発表した実例です。
事例②:北海道の会社(8000万円被害)
2026年1月12日のテレビ朝日報道で紹介された事例です。
事例③:ベルトラ子会社(約5000万円被害)
海外アクティビティ予約サイト「VELTRA」を運営するベルトラが2026年2月に公表。
2026年1月上旬に子会社の社長を装った第三者が、従業員へメールを送信し、特定のSNSアカウントへ誘導しました。
その後、SNSを通じ、経理担当者に対して虚偽の送金指示を送信。代表者からの「指示」と信じ込んだ従業員は、社内の銀行届出印を持ち出し、銀行窓口で振込手続きをしてしまい、約5000万円が第三者の指定する銀行口座へ流出する結果となってしまいました。
怪しい「サイン」
- 突然「LINEグループを作ってください」といった外部ツールを指定してくる、あるいは、外部ツールで直接突然にメッセージが届く
- 「急いで!」「今日中に!」と緊急感を煽る
- メールアドレスが会社の公式ドメインと異なる(フリーアドレスが多い)
- 返信を求めず、QRコードやリンク、画像を送れと言う
- 社長なのに「今、会社にいますか?」のような変な質問をしてくる
不安になったときには、上司・同僚に確認を
CEO詐欺は、社長からの依頼だからこそ「すぐに対応しなければ!」と、技術ではなく心理を突いた悪質な詐欺です。
社内で事例を共有したり、社内のルール作り(上司・社長への電話確認や送金に関するチェック体制の見直しなど)をして1人1人のセキュリティ意識を高めていきましょう。
引用:
「LINEグループ作成を」と社長かたるメール、指示通りに送金したら...5000万円の詐欺被害(読売新聞)

